仕事選びのアートとサイエンス|山口周(元BCG)| 要約・まとめ

仕事選びのアートとサイエンスに学べる事

時間がない人ためのサクッとまとめ

  • 変化の早い先行き不透明な時代に計画は意味をなさない。
  • 仕事を一緒にしている人にいいやつと思われるようにする。
  • 雑用には意味がある。

まとめの理由をもうちょっと知りたい人のためのTips

本書を理解するための専門用語

VUCAとは?

  • Volatility(変動性・不安定さ)
  • Uncertainty(不確実性・不確定さ)
  • Complexity(複雑性)
  • Ambiguity(曖昧性・不明確さ)

ルサンチマンとは?

主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことをいう。(Wikipedia)

プランドハプンスタンスとは?

計画された偶発性のことであり、下記の項目を磨くことで恩恵を受けることができる。

  • 好奇心(Curiosity):アンテナを高く持ち、常に新しい学習機会を模索していくこと
  • 持続性(Persistence):失敗にひるむことなく継続的に努力すること
  • 楽観性(Optimism):常にポジティブに捉えること
  • 柔軟性(Flexibility):常にフレキシブルに行動すること
  • 冒険心(Risk taking):結果が不確実でも行動を起こすこと

この本に書いてあることの中で特に印象的なもの

  • AIの登場による働き方の変化、人間の長寿命化、企業の短命化を意識して人生を考える必要がある。
  • VUCAの時代によって、計画の持つ価値はどんどん目減りしている。
  • 予測は基本的に外れるものである。昔の専門家が述べていたことで当たっているものはほとんどない。自分で未来を作る意識が必要である。
  • ノウハウ本を読むのは意味ないことがないが、みんな同じ対応方法になってします。差別化が必要な今の時代は、そういうノウハウ本を読んだ人達の上をどうやって超えていくかを考えて生きていくことが大切。
  • 正解を外部に探すのではなく、中に探すアプローチを取る。
  • 転職市場は市場という言葉からわかるように、ビジネスマンが転職を繰り返せば繰り返すほど経済が回る仕組みになっている。
  • 飲料業界での新商品の成功は1%であり、M&Aの成功は10%と言われている。そのため、基本的にうまくいかないものとして捉える必要があるし、挑戦をやめてはいけないのである。
  • 日本ではリスクを取る人たちが少ない。これは裏を返せば、リスクを取らない人が多い分、リスクを取った方が競合が少ないため、より良い果実を得ることができる。
  • 日本人の会社人生における成果と待遇の関係性は、役員まで出世する以外、全般的に下記のようになる。
    • 20歳から30歳:成果 < 待遇
    • 30歳から40代後半:成果 > 待遇
    • 40後半から50代:成果 < 待遇(役員以外)
  • 友人に金を貸せば、結局金も友人も失うということになる。
  • 知人には三つ階層がある。昔からの友人や学生の時の友人である「親友」、会社などで仕事をしている「同僚」、数回あっただけの「知人」。この中で一番人のキャリアに影響を与えるのが、同僚である。つまり、同僚の信頼をいかにして得ていくかを考えることがキャリアに一番重要になってくる。なんでもない毎日を丁寧に生きることが大切である。いいやつでいることが、ゲーム理論においては非常に強力な戦略となる。
  • ロジカルシンキングを高めるために有用な教科書と呼べるべき本
    • 考える技術・書く技術
    • てるやはなこロジカル・シンキング
    • 問題解決プロフェッショナル
  • 本は面白がって読まないとダメであり、つまらないと感じていたら読むのをやめるべきである。面白いということが、脳が最大効率で吸収できるということであり、無理に読むのは意味がない。眠い時に読むのもよくない。
  • 読者は関連分野を固めうちするようにして読むと知識がどんどんつながっていくのを実感できてよい。
  • 外交の要諦は、宙ぶらりんの状態に耐えることである。(ベイジル・リデルハート)
  • 自由になろうと思ったら、どこかで不自由を我慢しなければならない。
  • 仕事には二つの種類があり、職業や役割によって求められていることが違う。課題先行型と好奇心駆動型があり、課題先行型は課題を与えられてそれに対する問題解決をしていく仕事。好奇心駆動型は、自分で仕事を作り出していく仕事である。基本的に役職が上がることによって課題先行型から好奇心駆動型へ変わっていく。好奇心駆動型の能力がない人は、途中で成果が出せなくなる。
  • 世の中に確固とした価値を提供している。誰かの役に立っている、必要とされているという実感が精神の健康を保つためには必要。
  • 正統的周辺参加という考え方があり、コアの仕事ではない領域から参加することを通じて、コア領域に必要な知識を少しずつ学習していく方法である。よくレストランで働き始めた人が皿洗いから始めることがあるが、あれは全く意味がないわけではなく、レストランでの仕事の仕方を徐々に学んでいけるとても貴重な機会になっている。

著者は元BCG戦略経営コンサルタントの山口周

山口 周(やまぐち しゅう、1970年[1] – )は、東京都生まれ[1]日本の独立研究者、著作家、パブリックスピーカーである。本人は「ナレッジキュレーター」と名乗ることもある。

「経営におけるアートとサイエンスのリバランス」「組織の潜在的創造性の開発」「資本主義とビジネスの未来」等を主な研究領域とする[要出典]コーンフェリーのシニアパートナーを務めながら、研究、経営大学院での教職、著作、各種ワークショップの実施、パブリックスピーキングなどに携わる。[要出典]学部と大学院で哲学・美術史を学んだという特殊な経歴を活かし「人文科学と経営科学の交差点」をテーマに活動を行っている

(Wikipedia)