著者はだれ?有名な人?
著者は内藤誼人(ないとうよしひと)とう方です。
経歴は以下のようですね。
プロフィール:内藤誼人(ないとう よしひと)
心理学者。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。
大学院在学中より専門の心理学を活かした執筆活動を開始し、卒業後に有限会社アンギルドを設立。
ビジネス心理学を実践的に応用するアドバイスには定評がある。
(出典:アントレ STYLE Magazine)
心理学系の本を多数書かれている人で、書店でいろいろな本が販売されていますね。ビジネスの場では、心理学を使えると圧倒的に有利であると思います。同様な観点から、メンタリストDaigoさんなども本をたくさん書いていますしね。くしくも二人とも慶応出身です。あまり関係ないかもですが。。
この本を読んで使えそうだと思ったことは以下です。
- 接触回数を増やすと信頼される
- 人に与えまくる。人は自分にトクをさせてくれる人が好き。
- 大法螺をふく。ありえなくくらい大きなビジョンを語る。
- キャッチフレーズは、短くかっこよく
- 疲れていて元気よくふるまう
- 常に堂々とする
- 「自分は期待されると伸びるタイプ」と周囲に宣伝しておく
- 行動的に振る舞う
権力を効果的につかむためのメモ
- 接触回数が多いと信頼されるらしいです。基本的には、連絡をまめにすることが大切。これを言うの?と思われることでもどんどん報告していった方がいいみたいですね。上司にはどんどん報告していきましょう。
- 7割与えるぐらいがいいそうです。誰しもそうだと思いますが、自分にトクをさせてくれる人を嫌いになる人はいません。どんどん人にトクをさせてあげることが大切。いろいろな人にトクをさせてあげていると、リーダーに選ばれる確率が高いという研究結果もあるそうです。どんどん与えましょう。
- とりあえず大きなビジョンを語ることが大切だそうです。大きなビジョンはその人の器量を表すものに自動的になるそうなので、どんどん大きなビジョンを語ることが大切だと思います。
- ルーズベルト大統領の「ニュー・ディール」、ケネディの「ニュー・フロンティア」のようにわかりやすく、短いキャッチフレーズがとてもいいらしいです。昔流行ったキャッチフレーズなどをパクると、覚えてもらいやすい上にいい気がしますね。
- 人間だれしも疲れているときがあるかもしれませんが、そういうときに決して疲れている様子を見せてはいけません。人間は地位が高くなればなるほど、人に見られることが多くなり、一時でも疲れている印象を見せると、その時の印象が見た人の印象につながってしまうのです。決して家に帰るまで、疲れた様子を見せてはいけないものです。
- 人間は基本的に、人から期待されることによって伸びます。なので、人から自分に期待してもらうために、「期待されると伸びるタイプ」と公言しておくといいらしいです。「褒められたら伸びるタイプ」ということと同じような感じですね。
- 基本的に、人間は行動的な人にいい印象を持つそうです。そのため、いい評価を得たいのであれば、実際に行動的ではなくても行動的に振る舞うことが大切であるみたいです。現に行動的な人はそんな嘘をつく必要はありませんが、さらに評価を高めるためにも、よりその行動的な特徴を認知させていくといいでしょう。
この本の最後の方のページには、なかなかたくさんの参考文献が載せられていました。自己啓発本の類は、自分の経験をベースにして書かれているものが多いのですが、この本はより学術的な裏付けをとって書かれているといえるでしょう。もちろんある程度、著者の方の解釈もあるとは思いますが、さすが研究者といったところでしょう。わりと平易な文章で書かれているので、一読の価値はあるとは思います。興味のある方はぜひ読んでみてください。あなたの人生をかえる一冊になるかもしれません。
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