【要約】キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ感想|マネジメントに悩む人がすぐに実践できる方法

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キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ

リーダーシップというと、少し構えてしまう人が多いかもしれませんが、生きている人はみんなリーダーなのです。この「キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ」では、大ヒット漫画キングダムの登場人物やかれらの行動を参考に、現代にも使えるリーダーシップのポイントが紹介されています。

リーダーとは?リーダーシップとは?

誰しもがリーダーになることができる。リーダーとは、集団を目的地に向けてリードする人ではあるが、個人個人はすでに自分自身のリーダーなのである。また、小さな組織のリーダーであればいつでもなれることができる。組織の大きさは関係がない。自分、集団、組織を目的地に向けてリードしていさえすればすでにリーダーなのである。
 

すでに現代は乱世に突入している

キングダムに描かれる春秋戦国時代は、三国志以前の乱世であり、そういう乱世はチャンスがたくさん転がっている。昨日までこの世の春を謳歌していた国が、次の日には滅んでしまう。今はその時代ほど強烈に入れ替わりがあるわけではないが、その当時と同様に乱世であるので、チャンスが多いといえるのである。
 
以下では、その乱世を生き抜くためのリーダーシップの方法を当該書籍を引用するかたちで紹介する。全部で10個あるので、自分自身を振り返りつつ、自身のリーダーシップ力を高めていってほしいと思う。
 

1.人を巻き込み同士とできるか?

同士としたい人間がなにを目指しているのかをつかむ。その現実に近づく方法を示す
最初は損得勘定→信頼関係
日頃からの信頼関係が大切
現場の気持ちをくんでこそ、リーダーの活躍を支えようという意識がうまれる。
 
リーダー本人の熱量
熱量を言葉と態度で伝える

2.率先垂範力があるか?

率先すいはんりょく
いざというときに、リーダー自らが先頭に立って範を示すことができるかどうか
 
口先の理屈だけではだめ
いざとういうきには現場に降りて泥臭く戦う
 

3.細心配慮力があるか?

細心配慮力
小事を疎かにする人は大事をなせない。
 
部下を守り、組織全体を活かして敵に勝つためには、敵の状況も見極めて、どう動くべきかを冷静かつ客観的に決めなければならない。
先を見越して、細部をつめる。
 
リーダーが質へのこだわりをみせる。
おおらかでは質の向上には結び付かない。意見がある場合はいう。
 
敢えて口うるさい人を身近におく。
 

4.非情合理力があるか?

目的に合理的である必要がある。
 
リーダーの判断で全体の生死が決まってしまう。
 
意地やメンツで判断を狂わせてはいけない
 
ネガティブな決断はリーダーにしかできない。
 
血も涙もないといわれても合理的な判断をする
 
 

5.部下愛を持って人を育てられるか?

リーダーは常に非常合理力と部下力という矛盾の両立に悩まなければならない。
 
 
本当の優しさとは、人を憂うことから生じるものであり、愛するが故にその相手を憂う。
 
部下の成長を期待しつつ、ばを与え、共有し、時に問いかけをしつつ、部下を啓発する。
 
 

6.明朗快活力があるか?

心を広く前向きに持つという意味合い
 
マイナスの裏にはプラスがある
 
場の空気、勢いを作り出す
 
重大な危機、絶望的な状況であればあるほど、リーダーの明朗快活力がもとめられる。
 
 

7.リスクテイク力があるか?

責任あってこその権限
 
リスクを恐れ、避けているだけでは、現状維持はあっても飛躍や成長はない。
 
すべてを背負って生きる覚悟ごトップリーダーには求められる。
 
 

8.人間理解力があるか?

 
厳しい状況に置かれた時に、正体がばれる。
 
人間は信じてはいけない
韓非子とか
 
ややこしくするのは、人間の感情や知性。
怨みつらみ、怨念も人を異常なまでに、動かすもとになる。
 
人の嫉妬。
 
金の裏にある人間の欲望を理解する。
 
人は善にもなれば悪にもなる
 
ただ、人を信じなければ組織を動かすことができない。
 
人は信じなければならない。安易に信じてはいけないが、信じなければリーダーにはなれない。
 
しはおのれのをしるもののためにしす
 
世のため、人のため、正義のために命を投げ出す心も持つ、大切な存在であること
 
信じるために疑う。
 
 
 

9.ビジョン構築力があるか?

 
協力者が増えた
 
自分の生活や立身出世しか考えていないようでは人を率いるリーダーにはなれない。
 
 
ただ目的地はどこかを示すだけではなく、目的地に向かう道筋やストーリーも、示すことのできる力で、なければならない。
 
 
ビジョンを示すには、時流や環境の変化といった未来につながる導出も必要になる。
 
ビジョンに至るストーリーが明確になり、その道筋を着実に進んでいると現場が実感するとき、このビジョンはさらに強力な推進力を得ることになる。
 
その示したビジョンが、人を熱くできるのかどうか、そしてリーダー自身が熱くなれるものかどうか。
 
ビジョンは人を熱くさせるもの。
 
 

10.使命挺身力があるか?

リーダーの生き方、死に様を、表すもの
自らを捧げる使命感はあるか?
使命感とビジョンの完全一致
 
その立場に置かれ、やるしかないと覚悟を決め、それが自分の人生なのだと使命感を確立することで、誰しもリーダーになれる
 
使命感をあたえることができれば、協力者になってくれる