著者は行列やヘキサゴンなどでおなじみの島田紳助
島田 紳助(しまだ しんすけ、1956年3月24日 – )は、日本の元お笑いタレント、司会者、作詞家、歌手、俳優、映画監督。漫才コンビ出身でコンビ時代は紳助・竜介のボケを担当。本名、長谷川 公彦(はせがわ きみひこ)。京都府京都市南区出身。1974年から2011年の芸能界引退時まで一貫して吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)に所属。
『自己プロデュース力』の重要ポイントまとめ
- 自分だけの教科書を作ること
- X(自分の能力)+Y(世の中の流れ)で物事を考えること
- 同じことをやっても絶対に勝てないと考えること
- 世に出るためにコピーをたくさんすること
- あらゆるジャンルで一つ深く知る事柄を作ること
『自己プロデュース力』の感想メモ(上記の簡単な説明)
1. 自分が漫才師として成功するために、自分がいいと思った漫才をかたっぱしから録音して、紙に書き出す作業をしたそうである。その地道な作業の中から、面白い理由。つまり共通点を探すことができ、それをもとに強化を作ったそうである。
2. 常にX+Yで考えることが大切であるそう。Xは「自分の能力」であり、自分にしかわからないものである。人はこれを必死で探すしかないらしい。Xは絶対に自分にしかわからない。Yは「世の中の流れ」。これまでどんなことがあって、これから5年後、10年後にどうなっていくのかを見極める必要があるが、これは研究をすることで分かってくるものらしい。この公式がなくて当て続けることはできない。たまたま一発屋などでXとYがたまたまぶつかって、いきなりめちゃくちゃ売れることがあるが、Yが違うところに行ってしまったら、とたんに売れなくなってしまう。動いていくYに合わせて、Xを変化させていくことが大切である。世の中の変化に合わせて、すこしずつ自分を変えていく必要がある。
3.オール阪神巨人には正統派漫才ではかなわない。明石家さんまには「華」でかなわないなど、自分の強みと立ち位置をしっかりと分析し、戦う土俵を決めていったらしい。
4.島田伸介は自分が有名になるために、数多くのコピーをしたらしい。ただ、コピーにはポイントがあり、アウトプットをコピーするのではなく、システムをコピーすることが大切。自分がいいなと思った人や事を、貪欲にどんどんコピーすることが大切である。
5.島田紳助はいろいろなことをよくしっている物知りのように言われているが、実は、そういう風に見えていただけであるらしい。そのトリックとしては、どのジャンルでもめちゃくちゃ深く知っている事柄を一つ作っているだけらしい。知っていることが一分野でも一か所でも、それが人より深かったら、人はなんでも知っていると思ってくれるみたいだ。本当の意味で賢いというのは、一つのことを掘り下げること。