北条泰時名言集|御成敗式目を制定した鎌倉幕府3代目執権から学ぶ言葉

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北条泰時(Hojo Yasutoki)

北条 泰時(ほうじょう やすとき)は、鎌倉時代前期の武士。北条氏の一門。鎌倉幕府第2代執権・北条義時の長男。鎌倉幕府第3代執権(在職:貞応3年(1224年) – 仁治3年6月15日(1242年7月14日))。鎌倉幕府北条家の中興の祖として、御成敗式目を制定した人物である。

(出典:Wikipedia)

北条泰時の名言

多くの裁判事件で同じような訴えでも強い者が勝ち、弱い者が負ける不公平を無くし、身分の高下にかかわらず、えこひいき無く公正な裁判をする基準として作ったのがこの式目である。京都辺りでは『ものも知らぬあずまえびすどもが何を言うか』と笑う人があるかも知れないし、またその規準としてはすでに立派な律令があるではないかと反問されるかもしれない。しかし、田舎では律令の法に通じている者など万人に一人もいないのが実情である。こんな状態なのに律令の規定を適用して処罰したりするのは、まるで獣を罠にかけるようなものだ。この『式目』は漢字も知らぬこうした地方武士のために作られた法律であり、従者は主人に忠を尽くし、子は親に孝をつくすように、人の心の正直を尊び、曲がったのを捨てて、土民が安心して暮らせるように、というごく平凡な『道理』に基づいたものなのだ。

 

道理ほど面白いものはないのである。

 

立身出世すると苦しい時に支えてくれていた妻を忘れてしまう人が世の中には多いものである。あなたのお考えは実に立派であると思う。

 

見事な負けっぷりである。明らかな敗訴でも言い訳をするのが普通であるのに、自分で敗訴を認めた貴殿は実に立派で正直な人である。執権として長い間裁判をやってきたが、こんなに嬉しい事は初めてである。

 

 

 

 

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